Mobility Program

 

 

球速を上げる為に「身体の柔軟性」を上げたい選手へ

 

 

足首〜肩までの全身の可動性を高める為の、投手に特化したモビリティプログラム。

 

 

◼︎足関節モビリティ

足首のモビリティを高めるドリル。

意外と見落とされがちですが、足首のモビリティ(特に背屈)は、投球時のトリプルエクステンションを起こす直前のフェーズ、「トリプルフレクション」の形成において必須の要素です。

 

また、投球時だけでなく、ウエイトトレーニングのスクワット、デッドリフト、クリーンの際にも必要になる可動域です。

スクワット時に腰痛、膝痛のある選手、深くしゃがめない選手はこの部分の柔軟性が足りていない場合もあります。

 

◼︎股関節モビリティ

股関節の内旋、外旋可動域は投手の怪我のリスクに関係があると言われています。

 また、球速を出す為には投球中のストライドが広いほど良いとされ、ストライド幅に直結する「股関節外転可動域」「股関節伸展可動域」の向上を目的とした種目も取り入れています。

 

他にも、リリースにかけての体幹の前傾(Forward Trunk Tilt)を出せるように股関節屈曲にフォーカスした種目も収録しているなど、股関節全体の可動域向上を目指したドリルになっています。

 

◼︎胸郭モビリティ

肩肘に負担をかけることなく球速を上げるには、投球中のHip to shoulder separation(捻転差)が必要になります。

 

Hip to shoulder separationとは、骨盤と胸郭の捩れのことで、この捩れが勢いよく戻ることによって末端(ボール)が加速していき、球速に直結すると言われています。

 

そのHip to shoulder separationを体現するには、静的な可動域が確保できていることが前提になってきます。

 

本プログラムでは、胸郭回旋や胸椎伸展のモビリティドリルに加え、「Pitch Motion Mobility」という投球中のHip to shoulder separationの獲得には特化した競技特異的なモビリティドリルも含まれており、より能動的な可動域を獲得し、ピッチングに活かせるよう作られています。

 

 

◼︎肩関節モビリティ

投球時には、ボールを投げる際の遠心力によって、腕がホーム方向へ引っ張られるような力が働きます。

その力に抵抗する為に、腕を引く筋肉(広背筋や三角筋後部など)が何度も繰り返し強く活動します。

 

ピッチングをした翌日に投球腕の脇の下辺りが強く張る選手も多くいるのではないでしょうか?

 

これらの筋肉が繰り返し強く活動することで、肩関節後方の筋肉が固まっていきます。

その結果、固くなった筋肉が上腕骨(二の腕部分の骨)を前側へ押し出すように働いてしまい、肩の怪我に繋がってしまいます。

 

その他にも肩周りの大きな筋肉が固まってしまうと、投球時の最大外旋も大きく取れなくなってしまいます。

 

 

 

 

以上のように、全身のモビリティについて、

投手が「球速をアップさせる」「高いパフォーマンスを維持する」ことを第一に考えられたプログラムです。

 

この他にも、関節可動域の測定やドリル実施のフォームチェックなどをLINEを使い実施していきます。